Part1を効率よく勉強するためのコツ
TOEIC(L&R )リスニング&リーディングは、全Partで7つあり、Part1~4までリスニング(聞く)、Part5~7までがリーディング(読む)である。今回はPart1を効率よく勉強するためのコツを伝授させていただきたい。
時間を極限まで節約したいなら、いろいろな参考書に浮気せず、公式問題集一択。公式問題集だが解説もしっかりしている。もしもその解説で理解できないのであれば、まずはその箇所(文法であれば文法を)から始めよう。
まずは概要を。Part1は6問あり、1枚の写真に対して4つの短文が流れ、どの文が写真を適切に説明しているかを問う問題である。
写真全体を見渡そう
逆に言えば、見る箇所を限定しないこと。例えばこちらのAIで作成した画像をみてほしい。↓

テスト本番の写真は「白黒」だが、今回はわかりやすくするためにカラーで用意した。PCやメガネをかけた男性に目が行くと思うが、TOEICでは奥の「木」だったり、「砂利の道」だったり、「木の陰(かげ)」など写真のすみずみまで狙われる。
ネイティブ(スピーカー)によって「音」が違う
アメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリア英語の4種類でリスニングが構成されているが、特に「アメリカ英語」と「イギリス英語」はかなり異なる。
アメリカ英語→can’t→キャント
イギリス英語→can’t→カント
と発音する。普段のなじみのある英語は「アメリカ英語」。「イギリス英語」に慣れよう。最速で慣れるには「BBCニュース」がおすすめ。まずは「意味」というより、「音」に慣れよう。ラジオ感覚で聴けるし、無料なので是非試してみよう。↓

リーディングよりもリスニングを先に
TOEICに関して言えば、先に「リスニング」から始めよう。TOEICが800点を超えてくる人はまず、とれるところを確実にとる。よく「リーディングで時間が足りない」というが、あれは時間が足りないのではなく、「文法」が弱いからだ。文法を最初から勉強しなおすには時間がなさすぎる。
「リスニング」から取り組もう。ひたすらに音声を聞き、「シャドウイング」を繰り返そう。これだったら「どこでも」できる。100回聴けば間違いない。文法もまともにできなかった筆者だが、リスニングに関しての勉強は「シャドウイング」のみ。
Part1頻出かつ聞き間違えやすい単語
coffee/copy(コピー)
car/cart(カート)
fold(たたむ)/hold(たもつ、持つ)
pile(重ねる)/file(ファイル)
truck(トラック、台車)/track(追跡、追う)
work(仕事)/walk(歩く)
など。
頻出単語集に逃げない
「頻出単語集」を覚える前に、「公式問題集」に出てきた単語を一言一句覚えよう。そうすれば、「頻出単語集」なんて不要。公式問題集(過去問)をやっていくと大体の頻出単語の傾向はつかめる。これは筆者経験談だ。そもそも仕事をしながらで時間がない中、プライベートの時間を惜しんで勉強するわけだから、なるべく無駄を省こう。特に「リスニング」の場合は、単語を1つ1つ覚えても、いざ「文章」で読まれると、単語単体できくのと「音」が違うことが多い。つまりリスニングは「単語単体」ではなく「文」で覚えよう。文で覚えた方が頭に残りやすいというのもある。
単語集はすぐに「成果」がでるし、勉強をしているという「満足感」は得られるがその快感に浸っている時間はないはずだ。そんなことよりも、公式問題集で「きく」と「シャドウイング」を繰り返そう。
まとめ
今回TOEICPart1を最速で攻略する方法を紹介した。まずは、
①写真全体を見る(細かいところまで問われる)
②ネイティブによって音が違う
③間違えた問題は、ひたすら「シャドウイング」で頭に残るまでやる。100回くらい。
④単語集に逃げない。→時間がもったいない、「自己満足」に浸ってしまう。
あたりまえだが、Part1~4(リスニング)に共通していて、特にPart1,2だが「1秒ほどの短文」なので集中しよう。Part3,4に関しては設問の問題も読んでくれるので若干のリフレッシュができるが、Part1,2は連続で流れるのでぼんやりしないよう集中しよう。
Part1,2で合わせて12分ほど。普段からタイマーで12分集中できる体制を整えよう。
色々な参考書を何冊も買って1,2回やるよりも、公式問題集を何周も繰り返すほうが「タイムパフォーマンス」、「コスパ」ともに最強だ。ぜひ試してもらいたい。
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